劇場公開日 2019年8月30日

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「クライマックスは宣伝どおりの衝撃!」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド Y Kさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0クライマックスは宣伝どおりの衝撃!

2020年9月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

タランティーノ作品は初鑑賞。ディカプリオ、ブラピ、マーゴット・ロビーと好きな俳優さんが3人も主役キャラで出演されているということで観た。
感想
タランティーノ監督作は過激な映画が多いと聞いてたのですが、そのとおりだった。序盤のナチスを火炎放射器で焼き殺す劇中劇の衝撃のシーンから始まり、そんな場面がいっぱい!それでいて、60年代後半のリアルなハリウッド表現は当時を知らない私でも、何故か懐かしく感じて幸せな気分になれた。マリリンモンローやジャッキーチェンなど知っている俳優さんが出ている(ポスターや再現キャラとして)のも好印象だ。
何より、この映画のメインテーマであるシャロンテート惨殺事件の扱い方に救われた。この映画を観るためにこの事件を調べて初めて知りましたが、知った時は言葉も出ない衝撃を受けた。それが、まるで報われるかのようなラストには、感銘を受けた。
演者さんの演技も、自然そのもので素晴らしかった。特に、アカデミー賞を受賞されたブラピの演技は本当にリック(ディカプリオ)のことを思っての行動というのが自然と伝わってきた。クリフとリックの熟年夫婦みたいな関係は見ているだけでニヤついてしまう程に微笑ましい。
また、今作のキーパーソンであるシャロンテートを演じているマーゴット・ロビーさんの演技も自然そのものでとにかく可愛いかった。だからこそ、シャロンが出ている映画をシャロン自身(マーゴット・ロビー)が観る場面はなんだか切なくなった。
マンソンファミリーの場面はいつも緊張気味だった。この要素が今作の一見中だるみにも思える日常パートを面白くしていたのだと思う。
当然、ディカプリオも素晴らしく、売れない俳優の自然な演技で応援したくなった。
ただ、少し長いようにも若干感じた。
総評
懐かしさと新しさの両方を持ち合わせた良作。不思議な感覚の映画。他のタランティーノ作品も観てみたくなったので、観てみようかな⁈
最後に、やはりマーゴット・ロビーは可愛い!

Y K