「1960年後半アメリカの予習はあった方がよいですね!」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド Franciceさんの映画レビュー(感想・評価)
1960年後半アメリカの予習はあった方がよいですね!
シャロンテートの事件が描かれていると聞いて、あのタランティーノ監督がどのように描写するのか気になっていた作品。
しかも、あのブラッドピットとディカプリオの2大スターの共演。
さらにさらに今をときめく美女のマーゴットロビーや言わずと知れた名優アルパチーノやら、そうそうたるメンバーが出演されていました。
アカデミー賞でもブラッドピットの助演男優賞受賞と美術賞受賞されてましたね。
もう楽しみでしょうがない!
1969年が舞台という事で、当時のアメリカはヒッピーが多く、独自のコミューンがあり自由に生きる事を求めていたようで、ダンスしたり、ドラックを利用したりしていたようですね。
また、特徴的な考え方として反社会だったようで、警察に対してアレルギーがすごい場面もありましたね。
当時の有名人としては、カシアスグレイ(モハメドアリ)やドアーズのジムモリソンなどなど。
あとは今回の話しの肝でもあるロマンポランスキー監督とシャロンテートなど。
やはり、この時代の予備知識とシャロンテート事件は予習した方が良いかと思います。
タランティーノ監督らしく、なんでもないような会話や仕草も多く、その分時間も長いです。
ただ、クライマックスに向けてどのようになっていくのか楽しみであっという間に終わってしまいました。
現実のシャロンテート事件は悲惨な事件だったのですが、映画の中でタランティーノ映画らしいラストでした。
せめて映画の中ではタランティーノらしいハッピーエンドだったのかと思います。
最後のブラッドピットのB級映画のB級演技が素晴らしかったのでアカデミーとれたのかなぁと、思ったり、思わなかったり。
正直なところ、もっと他の映画で受賞してもよいようなとも思いました。
あの体つきは素晴らしかったですけどね。
(もちろん今回の演技も素晴らしいです)
ディカプリオは流石ですね。
子役に暴力をふるった演技はディカプリオらしい怖い演技で素晴らしかったです。
オススメするには多少の説明も必要かなと思いますが、面白い作品でした。
また次回もタランティーノ監督の作品を心待ちにしています。