「メソメソしてるレオがかわいいったらない。」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
メソメソしてるレオがかわいいったらない。
わたしは97から99年に高校生だったんです。その頃友達の間では、ブラピとレオさまとブラッドレンフロ(故人)が、かっこいい映画スターだったんです。
休み時間にSCREENかロードショーを回し読みして、きゃーきゃーゆって、じゃがりこ(流行ってた)食べてたんですよ。
そんなプラピとレオさまの共演…ルーズソックス時代のわたしに伝えたいです。
まぁ成人してのちは特にブラピにもレオさまにも熱をあげてはいないのですが、揃うとなると感慨深くて。
マンソンファミリーによる妊婦殺害事件をなぞる話でもありますが、そちらはあまりよく知らないので、何とも言えません。
元テレビスターのレオさまですが、映画もヒットせず、テレビでは悪役しか回ってこない。マカロニウエスタン(イタリア製の西部劇)出演はプライドに触る(やったけどね)。頑張ってセリフ覚えたのに本番で飛んじゃって、ぎゃー!
オロオロ、イライラしてるレオさまが可愛く思えました。
特にめちゃ意識高い子役女子に話をしていて泣いちゃうところ。
弱さは隠さずぼろぼろこぼして見せて、カッコ悪って自己嫌悪するかもだけど、弱さを出せる人の方が絶対強いってわたしは思うの。
だから大丈夫って、子役ちゃんに憑依したつもりで励ましました。
プラピは飄々としたスタントマン兼レオさまの付き人。わんことのラブラブトレーラー暮らしは嫌いじゃないです。成功してなくったって、十分楽しいってゆうスタンスも、いいよね。目指しやすいし、劣等感湧かないし。
それでいてブルース・リーより強いし。
マンソンファミリーはポランスキー邸の前の住人への憂さ晴らしで現住民を襲撃したらしいけど、映画ではさらに矛先がレオさんちに変わっています。で、最強付き人プラピがボッコボコにし、レオさまは映画の小道具の火炎放射器で対抗し、サバイヴします。
いやー、グロいけどめちゃ楽しいシークエンスでした!
そしてマーゴットロビーは生きていたってゆうお伽話。よくできてるなぁと思いました。
わたくしはエクステンデッドバージョン?を見ました。冒頭とエンドロール後にCMとか劇中劇のシーンがいくつか添付されています。
そのうちの1つがアップルタバコ(うろ覚え)なんですが、映画の冒頭でのアップルタバコのCMにはジェームズマーズデンがでてるんです。なので、きゃグレン(アリーマイラブでの役名)でてるん?と、ワクワクしましたが、このCMのみ出演でした。そりゃないぜ!
50から60年代の映画や、その頃のアメリカの俳優に詳しいともっと楽しめたのでしょう。わたしは門外漢ですが、そこそこ楽しめました。
ダコタファニングもちょっとだけ出てきます。