「茶化し嘲りバカにして楽しむタランティーノ監督」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド フレンチカンカンさんの映画レビュー(感想・評価)
茶化し嘲りバカにして楽しむタランティーノ監督
タランティーノ監督の、ブルース・リーやポランスキー監督、シャロン・テート夫妻を茶化し、観客を嘲りバカにしているところが、自身の映画がカンフーであり映画監督だから可笑しい。自分をあざ笑って面白がっている。
売れなくなった俳優がスタントマンを雇って連れ歩くバカらしさ。セリフを間違い、くだらない役しか来ない情けなさに相棒の肩に泣き崩れたりするアホらしさが満杯だから、暴力映画というよりコメディーだ。
スタントマン氏も俳優にヒルのように食いついて離れず、ひたすら本性を隠し続け、陰で独身を謳歌しているが、次第に本性を現してくる所が見せ場だ。
ここに出て来るヒッピーは、本来反戦集団であり悪人ではないことを申し添えたい。
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