劇場公開日 2019年8月30日

  • 予告編を見る

「観る前にシャロン・テート殺人事件の予習を」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド yukarinさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0観る前にシャロン・テート殺人事件の予習を

2019年9月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

その言葉をSNSで見かけて、素直に予習してから行ったんだけれど
真面目に、すごい大事
この実在の事件を知っているか否かが
なぜなら、この映画は、あの事件を背景に置きながら展開していくから

架空の人物であるレオ演じる落ち目なテレビ俳優と、ブラピ演じるそのスタントマンで友人
この二人を主役に置きつつ、実在のシャロンテートとポランスキー夫妻、その友人たちも登場し、運命の1969年8月9日へと向かっていく

実際に命を奪われた人がいるにも関わらず、この言葉は不謹慎かもしれないけれど、クエンティンタランティーノが見事に面白い映画に仕上げていることに驚いた
まさにクエンティンタランティーノ監督の作品だ、と思わずにはいられなかった
本来は、重い気持ちになりかねないこの事件を描きながらも、この映画は、観終わった後、爽快な気持ちにさせてくれるし、ところどころで笑わせてくれる

正直前半はどうも物語に入りきれなくて、少しダレるんだけれど、ひたすら大好きなふたりの俳優を大画面で愛でながら乗り越えると、あとはもう観てよかったって言葉が出てくるから不思議

それにしても、レオの演技は相変わらず多様性があって好きだし、歳を取っても青い目は綺麗だし、
ブラピは歳を取ろうがなんだろうが、スクリーンの中の、その存在が好きすぎるわ←
何年か前にも聞いたけれど、ブラピが俳優業からは徐々に手を引くって言ってるらしく、その存在が好きな私には悲報でしかない
引退はしないって言ってるからまだ救われるけれど

yukarin