さよならくちびるのレビュー・感想・評価
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よかったあ やるせないけど 楽しかった!
滑り込み!危なかった、そろそろ見逃すところだった。せっかくだから、最前列でかぶりつき鑑賞だ。マイクロシアターならではだ。
(とは言え、アップリンク吉祥寺と言えども4番シアターは50席前後あるので、最前列はおススメしません。もちょい後ろがいいかな…)
とてもよかった。門脇麦と小松菜奈と成田凌では、よくないわけはないと思っていても、やはりよかった。
”L“ のどうしようもない気持ち、周囲も含めてどうしようもないが広がっていくやるせなさ。それが観ているうちにだんだんわかってくる。なるほど、音楽をやっている間だけが幸せだということが、こんなに実感として伝わってくるなんて。
ところで、これは傑作か、と思っているところへ、あのオチはないよな。いや、ちゃんと結末にはなってるんだけれど、あまりにもそこまでのテイストと違い過ぎるでしょ。正直、「思いつかなかったんだな」と感じてしまいました。
まだ、何も起きずにエンドロールのがよかったんじゃないかな、と一瞬思っちゃいました。
しかし、そんなことより、やはりハルレオの楽曲。CD買っちゃいそうだ。自分としてはタイトル曲より「たちまち嵐」のがさらに好きだなあ。
興味深い作品
おそらく初見では賛否が激しく分かれる映画だと思います。
終始淡々としているので盛り上がりどころが難しい。。最近の大作の派手さになれていると物足りないし、単純なことを象徴的に描くことでわかりにくいところも多いので何を目的にしていたのだろう?とはじめ思いました。
よくよく見ていけば少しずつ面白くなっていったし、3人の関係性もダメさも興味深いし、歌も素敵だし、役者さんたちはよく頑張っているなあと感心しました。
それでも、歌に重きを置くならもう少しすっきり整えたほうが物語が入りやすくて歌にも集中できたのでは?と思うので良くも悪くもなく興味深い作品にとどめます。
なんてことないが印象に残るシーン多い
解散決めた女性デュオと男ローディー3人の地獄のデスツアーロード。
まっとうな音楽映画でありロードムービーでもある。主演の三様のヒリヒリ具合がたまらん。その剥き出しっぷりよ。ベクトルが上手く合わない痛み。
煙草を絶え間なくふかしまくる門脇麦と小松菜奈。ダーティで繊細なふたり。そして成田凌の色気ときたら。
正直、歌われるフォーキーな曲の好みはあろうが、役者にキッチリとやらせた心意気や良し。(自分はライブシーンより、曲を作ってる過程や楽屋で即興弾くシーンにグッときた)
感覚的にビリビリきました。傑作と呼んで差し支えないですね。
観賞後はハルレオの曲が脳内ループ。
観賞後。ハルレオの曲が脳内ループ。
いつまでループするんでしょうか?(笑)
主役3人のキャスティングが良い。
この3人が作り出す雰囲気が本作を良い仕上げにしていた印象。
インディーズバンドが車で集客の少ないライブハウスの全国ツアーなんて現実的にあるのか不明ですが本作で大きな箱のステージは似合わないしロードムービーとしては良い雰囲気を表現していたと思います。
ラストはヒヤヒヤだったけど泣き笑いで良いエンディング。
ステージ上で「ハルです」「レオです」「ハルレオです」って、お笑い芸人みたいだけど良いねぇ~( ´∀`)
自分メモ
https://youtu.be/oQ6Zuh-V5as
https://youtu.be/HY0mmQEu7CA
もったいない。
ただただ眼福だし、歌もロケ地も良かったのだが、素材の良さだけでは観客の深いところまでは刺さらない。
肝心なところで脚本がイマイチと思う。
神は細部に宿る。足りないわけではないけれど、脚本や演出に、この作品の人物や世界への深くて細やかな愛がもっともっと反映されていれば、もっと良い作品になったのではないか。
「バカで何が悪い。」珠玉の音楽達が彩る、不思議なロードムービー!!
【賛否両論チェック】
賛:ハル・レオ・シマ、3人それぞれの葛藤が等身大で描かれ、観る人それぞれに共感出来る部分がありそう。珠玉の音楽達も見どころの1つ。
否:どうしても同じようなシーンが続くので、退屈してしまいそう。暴力シーンもあり。
音楽の才能に溢れながらも、真っ直ぐすぎるハルと、いつも粗暴な男についていってはボロボロになってしまう、不安定なレオ。そしてそんな2人の間で悪戦苦闘し、ハルへの想いとレオからの想いに葛藤しながらも、ハルレオの最後のツアーのために奔走するシマ。そんな三者三様の人間模様と恋模様が淡々と描かれていくのが印象的です。
それから何と言っても、秦基博さんとあいみょんさんが手がける音楽は、本当にステキで耳に残ります。それを聴くためだけにでも、観たい映画です。
淡々とした展開にはどうしても好き嫌いは分かれそうですが、一風変わったロードムービーを是非堪能してみて下さい。
「魂の作品」
今年61本目。
「僕は明日、昨日のきみとデートする」で小松菜奈が一番好きな女優になって、「チワワちゃん」の記憶も新しい、門脇麦と成田凌と言う、自分の中で今一番見たい俳優3人が出演と言う事で、「この映画見ないで、どの映画見るんだ」と映画が始まった所で感じました。
最高でした。歌がいい。
この3人に、あいみょん、秦基博が楽曲提供と、よくこんなメンバー揃えられたなと感心しました。
自分は177組位のライブを見てるんですが(ほとんどがフリーライブ)、ライブって本当にいいんですよね。
またこの作品では、レオとファンとの交流も描かれていて、ファン目線では嬉しい描写でした。
3人はかなりギターの練習をされたみたいで、
「歌って感動するなあ。」
演技、世界観に魅力された。歌もとても素晴らしい。
小松菜奈も門脇麦も、お二人とも歌がとても上手で、ギターもとても良く似合ってました。
本作は、チームの解散が目前に迫る険悪ムードがありながらも、バンドの思いが沢山詰まった歌が流れていく度に、どこか未来を期待させるような爽やかさが吹き抜けていく映画でした。
出口の見えない青春の原像のようなものを観ることができたと思います。
素晴らしいと思った点は、「人生には絶対に希望がある!」っていうメッセージが含まれていたところ。
最後に三人が選んだ道が一つに結び付いた時、今までの分かれ道は、きっと最後に一つになるために用意されていた道なんだって思えました。
もし、途中で本当に諦めてしまっていたら、別れるための出会いで終わってしまっていたのだと思う。
だから、人生は最後の最後まで諦めちゃもったいないってこの映画は教えてくれたと思います。
大人になれば現実をたくさん観て、ちょっとでも苦しいことあれば、なるべく避けて通る癖が付がちだけど、「希望」さえあれば、また逃げずに前に進んでいく勇気って出てくるんじゃないかなって思えた。
少なくとも、ハルとレオとシマの、必死にもがいて、苦しんで、前に前に一歩を進めていこうと、出口の見えない青春のトンネルを抜けていこうと、がむしゃらに頑張ってる姿に心打たれたし、愚かしく思えることの中にも、また未来の種は用意されているってことも分かった。
愚かであることは肯定できないけど、青春の中には、冷めた擦りきれた感情では乗りきれないことがある。
徹底的に正面からぶつかって、たとえ遠回りになったとしても、そこから逃げずに教訓を掴み出して、そして大人への階段を一歩ずつ歩んでいく。そんな地味で大空を舞うことのできる大鷲に憧れる雛鳥のような自分があるのならば、それこそ今青春を生きているってことなんじゃないかなって思いました。
そんなことをこの3人の生きざまを観て感想として抱きました。
もう、劇場での上映はほとんどやってないはずだけど、もし機会があれば観に行ってほしいです。
ただ注意点としては、あまりにもタバコを吸わせたり、肉体的な描写やセリフが多目なので、肯定のしすぎや、強い憧れを抱きすぎると、若干破滅型の人生を選びやすくなるんじゃないかなと思いました。
良い面もあれば、参考にしてはいけない点もあると思いますが、作品としては3人の演技力や、回想シーンの上手使い回し、爽やかな歌とが世界観を作り上げてくれていたと思います。
総じて見れば、良かったなと思います。
ハッピーエンドでしたので、爽やかさが残ったのは、間違いないことです。
淡々とした中で歌声はキレイ
結末は予想通り。ストーリーよりも過程のやり取りやライブを楽しむタイプの作品なんだろうけど、そこまでグッとは来なかった。
ハルレオの二人とシマの関係や歴史が、かなり断片的にしか話されないので、そこまで感情移入が出来ないのと、かなりアーティストとしての出だしにいるので、解散を決めたことへの想いがいまいち湧かないんだよなぁ。
最後のライブツアーで起きるハプニングというか出来事も、なんだか不自然に感じてしまいしっくり来ない。
音楽映画はやっぱりストーリーに音楽がのることで、何倍にも感情が動くのを楽しみたいけど、それが全然なくて淡々と観てしまったので、あまりハマれなかったんだと思います。
最後のシーンだけ見たい
3人好きなので、好きな映画
ただ数年後、そういえばあったな!って
最後のシーンだけ見て満足するレベルのどうでもよさ。
この3人集めればもっと面白いの作れるんじゃないか?
と感じるし、
歌は、歌わなくても別に良かったと思う。
プロデューサーは、これで成功だと思ってるなら反省すべき。意味なさ過ぎる。
やってること最低。
俳優は最高
心に染みる
ギターデュオ・ハルレオのロードムービーで静かに淡々と進みながらもジワジワと心に染みてくる空気感が抜群に良い作品。小松菜奈&門脇麦はさすがの演技力で二人の心の葛藤が画面を通じてヒシヒシと伝わってくる。楽曲も素晴らしく聞き惚れた。特に門脇麦の歌声が素晴らしく彼女に対する好感度も急上昇。ハルレオをもっと観ていたかった。
ただし、喫煙シーンが多い点は減点材料。
2019-127
鑑賞後iTunes直行不可避説
2時間の中で何かサプライズがあるわけでもないし、感動があるわけでもない、でも鑑賞後なんとも言えないすっきり感がある作品だった。
楽曲のクオリティはさることながら、メインの3人の空気感が抜群。
最初は楽しいだけでよかったのに、それだけではやっていけなくなる経験って誰しもあると思う。そういう微妙な関係性がうまく表現されていた。
すごくいい。格好いい。ただラストに戸惑った(俺だけかも…)。
格好よかった、かなり。
三人も、映像も、音楽も格好よかった。
ラストに近づくにつれ、三人を、この作品を応援していた。
門脇麦はやっぱり素晴らしかった。成田凌との楽屋のシーンはヒリヒリするような緊張感があった。成田もすごい役者なのが改めてよくわかった。小松にもちょっと感動した。ダメなやつな場面もなんだか頼もしいやつに見える場面もどっちもしっくり来てスムーズでもあった。
何故だろう、『あぶない刑事』を思い出した。
格好よくて、情けなくて、とってもおしゃれ。肩透かしのようなラストもなんだか『あぶない刑事』っぽかった。
ただラストの肩透かし感は強すぎた。唐突すぎて考えてしまったのも確かだった。
ロードムービーとしても楽しめる
特殊な三角関係から解散ライブツアーが終焉に向かって空気が重苦しくなり、観ているこちらも胸を締め付けられた。
予想外のラストの再出発はあの3人組らしくて、その後の行き先を応援したくなった。
地方のライブハウスのステージや楽屋裏の雰囲気が、それぞれ独自のものが感じられて良かった。
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