劇場公開日 2019年6月21日

「アクション満載で面白い。ファブルの可愛い一面に笑える」ザ・ファブル ニンフィア好きさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アクション満載で面白い。ファブルの可愛い一面に笑える

2021年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

原作はほとんど知らないです。でも、岡田君のかっこいいアクションシーンがたくさんあって、何人もいる敵を誰一人殺さずに突き進む斬新さが見もの。木村文乃のアクションもかっこいい。しかもこの映画は、脇役がより癖の強いキャラで作品の味を引き立てています。オリエンタルラジオの藤森や宮川大輔といった有名なお笑いタレントが脇役として出演しているのも面白いです。藤森のチャラいキャラは映画の中でも変わっていなくて笑えました。宮川が演じるピン芸人にファブルがハマるというかわいいキャラクター性も見られました。
福士蒼汰、向井理、木村了といったキャストが、ファブルと対立する組織の一員として出演しているのも見どころ。他にも、山本美月や柳楽優弥や佐藤二朗や井之脇海や佐藤浩市など、とにかくキャストが豪華。やはり映画というものは、出演者の人選も重要な部分。有名な人が出演しているというだけで作品が際立ちます。
序盤からファブルの殺しが強烈さを物語ります。若干グロイ気もしますが一人一人的確に打ち抜いていくところがまたかっこいい。また、殴られて痛いふりや情けないところを全面的にファブルが演じているのも面白くて笑えました。やはり殺し屋というのは、戦ってこそ迫力や強さが増すものです。キアヌ・リーヴスの「ジョン・ウィック」なんかは、一作目が、ジョンの全てを奪われたことの復讐劇として描かれていて、マフィアの人間は誰一人生きて帰さないというような感じでジョンが裏社会へと乗り込んでボンボンと何人も殺していきますが、そういったコンセプトとは違い、「殺してはいけない」という条件下で敵組織へと侵入していくので主役のファブルには誰も殺されないけど、殺し屋としての強さを見せつけて敵を成敗していくことがこの映画の魅力、テーマだと思います。
続編の「殺さない殺し屋」にも期待したいですね。

ニンフィア好き