劇場公開日 2019年6月21日

「これは、凄い」ザ・ファブル Tetさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0これは、凄い

2020年12月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

冒頭から掴みはOK!

凄腕なのに殺せないのが肝。

1年間殺しを禁じられ普通?に生活せよ、とのボスの命令を淡々と守り、世間知らずの凄腕の殺し屋を岡田准一が違和感無く演じてます。

何かとジャニーズ主演作品は色眼鏡で見られますが、なんで?
役柄と演者個人の資質で事務所関係無いんじゃないかなー、と。

周りのキャラも立っていて、柳楽優弥の存在感はさることながら、酒が異常に強いハジけた木村文乃(もっと観たかった)、方向性が定まってない感じだった向井理の悪役、さらに棒演技代表の福士蒼汰はやっぱり感情薄めのサイコパス的役柄がハマるなー!

そんなキャラ立ちした若手?俳優を締めてくれる安田顕に、佐藤浩一の圧倒的存在感。ファブルも安易殺せそうな育ての親のボスも納得です。

ゴミ処理場のシーンのアクションは見事だったけど、ミサキちゃんが落ちるぞ落ちるぞ演出は映画的過ぎて若干興醒め。

柳楽優弥、福士蒼汰、岡田准一の三つ巴を期待したけど、前半のインパクトに対して柳楽優弥弱いし、福士蒼汰の扱い雑…。

それでも各々仁義を切って収まるところに収まりなんかスッキリ。

そして山本美月の可愛さよ!

続編もあるようなので期待です。

ちなみにエンドロールで思ったんだけど、福士蒼汰の相棒って木村了だった?

chupakabra