劇場公開日 2018年9月1日

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「スカッとしない壮絶アクション」SPL 狼たちの処刑台 MAKOさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0スカッとしない壮絶アクション

2018年9月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

"S"殺[七殺]"P"破[破郡]"L"狼[貧狼]
「中国占星術ではこの三つの星が人生を豊かにしたり破滅させたりすると云う」

監督が1作目のウィルソン·イップに戻ったせいか、これぞSPLという無情なストーリーと壮絶なアクションが展開。
観る人でかなり好みが分かれるだろうが、自分はこの映画とても気に入った。

一部同じキャストで配役を変えるというシリーズの伝統(?)を踏まえて前作で悪役だったルイス·クーが刑事で主演。前作で善人だったロー·ワイコンが悪徳警官だったりする。
ルイス·クーの主演は久々だったので最初はかなり違和感があったが、父親としての姿とそれこそSPYーN以来では?と思える激しいアクションでグイグイ引き込まれた。
これでクライマックスの殴り込みシーンで例の主題曲(?)が掛かっていれば星半分おまけしたんだがなあ。

現代劇でこんなアクション撮れるんだから、やはりまだまだ香港映画は強い。
日本も同じ様なキラキラ映画ばっかの状況はいいかげん止めよう。いくら好きでも年に3本も4本も同じ様な映画誰も観ないだろうよ。

さて、次のSPLはどんなキャストになるのか。自分としては前作で悪役だったマックス·チャン主演で、今作で主演の1人で凄いアクション見せてたウー·ユエが悪役なんてどうだろう?

人は選ぶが、オススメ

MAKO