「暴走する正義の果てに待つ、意外すぎるラスト。ド迫力のアクション映画!!」SPL 狼たちの処刑台 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
暴走する正義の果てに待つ、意外すぎるラスト。ド迫力のアクション映画!!
【賛否両論チェック】
賛:愛する家族を守るために孤軍奮闘する主人公達の暴走が、観ていて胸が痛むよう。迫力感満載のアクションも多彩に採り入れられていて、見どころ。
否:展開はかなりのご都合主義で、終わり方も非常にあっさりしている印象。ケレン味溢れるアクションも、好き嫌いは分かれるか。
娘を拉致された激昂型のリーと、身重の妻を持ち、権力に翻弄されるチュイ。2人の孤高な刑事が大切な家族を守ろうと奔走し、やがて暴走していく姿は、観ていてとても痛々しく、切ない雰囲気が漂います。
中国・香港映画特有のケレン味たっぷりのアクションも満載です。あのサモ・ハン・キンポーがアクション監督を務めているだけあって、ド肝を抜く迫力のアクションに圧倒されること請け合いです。
反面、ラストはかなり意外というか、呆気なくて消化不良感が否めません。ストーリー自体も結構強引なので、その辺りも観る側の好みによって評価が分かれそうです。
とはいうものの、作品としての世界観は見事ですので、気になった方は是非観てみて下さい。
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