どうしようもない恋の唄のレビュー・感想・評価
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うむ
妻子に逃げられ会社を潰した男と、ソープで働く天真爛漫な女の話。周りの人間も駄目な人達ばかり。駄目さ度合いにウンザリしながら、何とか最後までみたものの、40過ぎたオジサンの成長は期待できず、女が賢くなっていく訳でもない。そんな、どうしようもない二人を、ジリジリしながら追い続けるのは、ちょっとキツイ。😅
中年ダメ男と都合のいい女の恋愛物語
「この官能文庫がすごい!」2010年大賞を受賞した官能小説が原作
原作は未読なためストーリーも分からぬまま8/4の公開初日から劇場に足を運ぶ。死に場所を求めてとある下町に降り立ったダメ男の矢代は、その街の場末のソープ嬢ヒナと出会う。そこからともに暮らしていくことになり、隣に暮らす大蔵とレイコや様々な人物、出来事に遭遇していくという話。
ソープ嬢という職業の設定と性描写で濡れ場はあるがR-18+ではソフトで控えめと行った感じ。暴力描写もあるものの、そこまで激しいものではない。
矢代という中年ダメ男になりきったカトウシンスケさんやこれが映画デビューのヒナ役の藤崎里菜さんの迫真の演技も良かったと思う。
また、榊英雄さんやヒナの先輩役の佐々木心音さんも気になりました。
実際にソープ嬢ってこんな感じなのか私はわかりませんが、この映画を撮るにあたって、ヒナ役の藤崎里菜さんはソープ嬢から講習を受けたそうで、その努力が劇中にも現れていると思う。
私のようなダメ男が見ると、共感できたり感情移入できるかもしれませんが、それ以外の人が見るとそうとは限らないかもしれません。
それでも、中年に夢や希望のようなものを与えてくれる作品でもあった感じがします。実際にこんな事が起こることはないと思うけど…。
藤崎里菜さんの今後の期待を込めてこの評価にしました。
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