ダーケスト・ウォーターのレビュー・感想・評価
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可哀そうなショーン
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大きな屋敷には秘密がつきもの。時代は戦争中でアイルランドは内戦も起こっていたのだろうか、ダブルの戦争で村人たちの心も荒んでいたように思える。そうした社会情勢も全くしらずに広大な敷地の洋館に暮らす双子の姉弟。両親、そのまた両親、と一族は皆敷地内の湖で自殺しているという。3つの掟通り、一族は全て一卵性双生児で近親相姦によるものだった。
財産が底をつきイギリスから弁護士のバーミンガムがやってくるが、姉のレイチェルは一家の掟を盾に金がないことを訴える。いつも通り、モリーの店で買い物を済ませ(とはいっても全てツケ払い)、退役軍人のショーンと出会うレイチェル。彼と関係を結べば、一族のしがらみから抜け出せるのではないかとレイチェルは考えたのだった・・・。
水滴が上に向かって落ちる様子。湖では自殺した先祖の霊が見える。不気味な屋敷から抜け出すのは簡単に思えるのだが、弟のエドワードは家から出たこともないのだ。18歳になった彼らは性的自由を与えられ、レイチェルには男根の象徴であるかのようなウナギが襲い掛かるし、エドワードは何かに取りつかれたようにゲッソリしてくる。
湖のほとりで読書してみたくなる雰囲気。ただ、ショーンの二の舞はやだ。戦争に行って片足を失い、双子屋敷で恐怖体験、そして最期には・・・。と、ショーンがかわいそすぎる。せめて契りを交わしていたなら・・・。
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なんというか…
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ショーンが悲惨すぎるやんけ、と。助けに行ったら自分だけはまっちゃったなんて…。街のチンピラになんの天罰がくだらないのも消化不良。結局、門の外に逃げればなんの問題もなかったのでは。眠すぎる幽霊屋敷話。
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