ダーケスト・ウォーターのレビュー・感想・評価
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あの歌は いつから歌われてた???
前に観てたのを途中で思い出した(笑)。
村の奥に佇む邸宅に住む双子(姉弟)。
言い伝えを守り生活していた。
双子の姉が今の生活から脱却すべく新たな道を探るが……。
まぁ、他の者を屋敷に入れてはいけない筈なのに、過去にはメイドが居たり…
近親相姦に不信感を抱いた女性は湖に沈められたり…
家の中の一部と外の湖とが繋がっているとか…
呪われてるから〜の一言で片付けるのは、どーなのかな(笑)?
チョッと理解不能(笑)。
あとは、この屋敷を出る為に村の若者を利用したけど、彼は死に損で可哀想だったかなくらい…。
雰囲気が最高
過度な恐怖表現を盛り込むホラーより、雰囲気で包んでくれるようなホラーが好みの私にとってはかなりの掘り出し物だ。実際の曰く付きの屋敷で撮影した作品だが、流行りのPOVなどで「本当に写っちゃった」的な作品ではないためひと安心。
姉弟で巨大な屋敷に住んでいるのだが、姉は社交的で外出はおろか、家出したい思いもあるオープンな性格。一方で弟は引っ込み思案で、屋敷からは出たくない、ある意味現代っ子なタイプだ。その正反対の二人の家系には、先祖代々あるルールが定められている。それを破ったら最後、最悪の展開となるのだが、それに関する細かい説明はない。どういう経緯でルールが定められ、破ると現れる彼らの存在は何なのかなどは何となくで終わってしまう。
驚愕の展開も用意されており、作品としては悪くないが、主人公の姉が終盤で自分勝手なのがどうも気に入らない。ショーンという人物が出てくるのだが、彼は完全に巻き込まれた形ではないか。せめて一度は報われて欲しかった。
屋敷の中にあるものまでそのまま使用しているかは不明だが、美術的観点から観るとかなり心に染みていく描写が多く、その美しい空気感にすぐに溶け込む事が出来るのがなんとも良い作品だった。
監督は本作で長編デビューという事だが、これからの作品を大いに期待して良いだろう。
可哀そうなショーン
大きな屋敷には秘密がつきもの。時代は戦争中でアイルランドは内戦も起こっていたのだろうか、ダブルの戦争で村人たちの心も荒んでいたように思える。そうした社会情勢も全くしらずに広大な敷地の洋館に暮らす双子の姉弟。両親、そのまた両親、と一族は皆敷地内の湖で自殺しているという。3つの掟通り、一族は全て一卵性双生児で近親相姦によるものだった。
財産が底をつきイギリスから弁護士のバーミンガムがやってくるが、姉のレイチェルは一家の掟を盾に金がないことを訴える。いつも通り、モリーの店で買い物を済ませ(とはいっても全てツケ払い)、退役軍人のショーンと出会うレイチェル。彼と関係を結べば、一族のしがらみから抜け出せるのではないかとレイチェルは考えたのだった・・・。
水滴が上に向かって落ちる様子。湖では自殺した先祖の霊が見える。不気味な屋敷から抜け出すのは簡単に思えるのだが、弟のエドワードは家から出たこともないのだ。18歳になった彼らは性的自由を与えられ、レイチェルには男根の象徴であるかのようなウナギが襲い掛かるし、エドワードは何かに取りつかれたようにゲッソリしてくる。
湖のほとりで読書してみたくなる雰囲気。ただ、ショーンの二の舞はやだ。戦争に行って片足を失い、双子屋敷で恐怖体験、そして最期には・・・。と、ショーンがかわいそすぎる。せめて契りを交わしていたなら・・・。
なんというか…
ショーンが悲惨すぎるやんけ、と。助けに行ったら自分だけはまっちゃったなんて…。街のチンピラになんの天罰がくだらないのも消化不良。結局、門の外に逃げればなんの問題もなかったのでは。眠すぎる幽霊屋敷話。
家系の秘密
双子の姉弟の美しさとゴシックな雰囲気満載の映像で観ていられるけど、なんの感情も動かないまま終わってしまった。
屋敷に縛られる理由や掟の意図がふんわりしているので、いや普通に引っ越せばいいのでは?などと無粋なことをついつい考えてしまう。
代々引き継がれる家系の秘密はなかなか狂ってて好き。
罪とか罰とか抽象的なものでなく、もっと掘り下げて詳しく話して欲しかった。
現存する屋敷の話だそうで、もしこの家系の話が実際にあっことだとしたらかなり胸熱だな…
恋の発展や双子の絆からくる切なさや深みがなく、シナリオ通りに起こる出来事をただ眺めている時間にしかならなかったのが残念。設定の緩さが隠しきれない感じ。
そして中途半端に放っておかれるショーンの姉(妹?)の今後がとても心配。
唄
アイルランドのとある小さな村のはずれにある湖の畔に建つ古い屋敷に2人で暮らす双子の姉弟の話。
屋敷の外に出られず唄によって伝わる3つの掟に縛られている弟と、掟から抜け出したい姉。
掟はただの言い伝えではなくホラー設定であるし、使用人がどうとか実態と矛盾もあるし、掟を守る理由も・・・。
彼氏のおかげはあるのかも知れないが、何だこのオチという程の呆気なさだったり、そもそもの設定の薄さだったり、雰囲気は良いけれど大したギミックの無いお化け屋敷を入り口から出口までそのまま通り抜けたような感覚。
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