「【死に、心優しく寄り添う人たち。と、様々な死の在り方。】」みとりし NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【死に、心優しく寄り添う人たち。と、様々な死の在り方。】
影響を受けた書物は数知れないが、今作に似たテーマの本で
青木新門著 「納棺夫日記」がある。
それまで、死が身近になかった私には衝撃的な書であった。
その後、祖父、祖母は天命を全うしたが、私は有難いことに身近な死を殆ど経験していない。
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柴営業部長(榎木孝明)は、疲れた顔をして踏切に向かい、一歩足を踏み出そうとしたその時・・・
この後、”みとりし”になった柴の下に、新人看取り士(高村みのり)がやって来る。
又、町唯一の病院にも、同じタイミングで早川奏太もやって来る。
そして、二人は様々な死に直面する。
悩みながらも成長していく二人。そして彼らを見守る、柴たちベテラン看取り士たちや病院スタッフ。
冒頭記したように、私は今まで身近の死の経験値が低い。
それが、全ての理由だとは言わないが、今作を観た際の率直な感想は、少し辛口なものになる。
多数の死を、次々に扱っているからかも知れない。
音楽が、大仰なのも気になった。
<だが、”身近な死を、最近経験した人”が観れば、大きく見方が変わるかもしれないなとも思った作品である。>
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