愛がなんだのレビュー・感想・評価
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わかる気がする
この年代の、この感じ。恋愛体質というより、相手によるんだろうな。相手がまもちゃんだったからしくじった。まもちゃんて。セーラームーンかよ笑
好きとか言わないし認めないとか、こっちからは連絡しないとか、いつ連絡が来てもいいようにあらゆる準備をして、全てを投げ打つとか、ほんと、若かりし頃の自分が見えるようでうざい。実際その相手とは今でも繋がってるし。確かに執着、という言葉がふさわしいかも。あらゆる手を使ってでもそばにいたいという。
この後どうなるのかも気になります。んまー私のようにお互い家庭を持ってもなんとなく繋がる関係になっているのだろう‥
これは成人男性には嫌な映画だろうな。
ここ最近でイチバン好きな映画
感情移入はできないけど…
ふわりとした心地良さが残る
今年になってから流石に見かけなくなりましたが、「片隅」と同じでテアトルでずーっとやっていた気がします。
テルコを演じている岸井ゆきの、彼女の空気感が実に良いですね。
足元は不安定なのにぶれる事なく前に進む姿も、何だか微笑ましいです。
また彼女を取り巻く人達も魅力的な人物ばかり。
みんなキャラがすっごい立ってました。
私は中でもナカハラが好きでした。
出番は数なめですが、とても印象的でしたね。
物語はメインビジュアルにあるラブラブな感じでは無く、絶望的な片思いでした。正直観ていてつらい。
そして彼女は全くめげない。それがまたしんどい。
共感ではないけど、どこか目が離せなくなるんですね。
きっと女性にはかなり刺さる内容なんだろうな、観ていてそう思いました。
そして終わる時にはふわりとした心地良さが残るんですよ。
何だか女の人には敵わないなと思い知らされましたね、そんな作品でした。
恋愛中の人にはいいかも
映像がエモーショナル、切ない。
名作未満
とても面白く観た。ラストが非常に残念。ラストに納得感と驚きがない映画は最終コーナーで転倒した馬みたいなもんで、やっぱり気持ちの良いものではない。原作物だからラストは変えられなかったのもあるんだろう。
恋って自由なものであるべき、特に映画の中ではそうあって欲しいと思っていて、だから周囲に自分も相手もダメにすると言われても聞き入れないヒロインは美しく映る。
彼女が最愛の相手の恋を応援するのか、それともそれに託けて関係を続けるという選択なのか。ラストではこの辺りの事が分からないのでモヤモヤが残る。「これは好きでもない、愛でもない」とモノローグで語られるが、立派に好きだし、愛だよねって感じに矛盾して見える。
それ以上の文学的な感情の機微を描こうとすると、また別の話や展開にせざるを得ないのだと思う。また、「結局この日常が続いた結果、失恋して(?)象の飼育員になりました」というのも意外性が無く、驚きを生まない。
表の感情と裏の感情をあまり説明せずに刻んでいく事でキャラクターを複雑に、リアルに、映画的に見せる事がこの監督の芸だと思うが、ラストではその葛藤がどうケリがつくのかを、ベタベタな事故とかでいいからちゃんと観たい。
愛ってなんだ!なんてなんだ!
まもちゃん
語りたくなる作品
ジワる
恋愛依存症
三十路手前の男が観た
中原っち!!!
幸せになりたいっすね
結局、愛ってなんだ?
テルちゃんみたいに、尽くして壊されても、なおしがみつくこと?
中原くんみたいに、相手を想うが故に都合のいい人間になること?
マモちゃんみたいに、自分勝手に人を思うこと?
葉子ちゃんみたいに、何をしても大丈夫、と安心して甘え続けていること?
スミレさんみたいに、尽くされることで感じるもの?
とにかくイタイ女のテルちゃんと、
絶対やめとけよ!なダメンズのマモちゃんを
嫌にならずに、最後には愛おしさまで感じてしまうのは、今泉マジック。
ゆったり淡々と描かれる日常と会話劇、
そうだよねー分かる分かる、といいたくなる細かい描写、
突然現れる非現実な世界の中の住人に、いつのまにか自分もなっている。
ストーリーは、主人公達の生活の一部を切り取っただけで、その後も彼らの人生は続いていくから、その先のことは観るものに任されるんだよね。
若かりし頃、誰もが経験した、あまり思い出したくない、アイタタな恋愛の想い出が、シクシク疼いてしまう場面ばっかりなんだけど、中原くんの存在で、救われる。
「幸せになりたいっすね」
そう思いながら、今日も人は誰かを愛し生きている。
追記:都内再上映が決まった!
アイネクライネナハトムジーク同様、息の長い作品になったのは、今泉監督作ならではだろう。
正直、VODでは見切れなかった場面が多々ある。
もう一度、劇場で観て、またレビューし直したい。
一方通行な愛
愛って何かなぁ…
一方通行なのは愛じゃないよね
みんな、それぞれが弱い部分あって、誰かを頼りたくなったり、甘えたくなったり、でもそれが一方的なものだったら、気持ちの押し付けにしかならないし。
本当な大好きな人にはどうしても気を遣いすぎて、その人に合わせ過ぎで、何でも言う事を聞きがちなんだけど、テルコもナカハラくんそれが度を越してしまってる。仕事よりマモちゃん優先って…
テルコはマモちゃんになりたい、兄弟でも従兄弟でもいいって、好き過ぎて、もうその人と同化したいっていうか、進化系がもうその人になりたいっていう、この究極な好きの塊。
それって、異常なわけじゃなくて、本当に死ぬほど好きって気持ちが溢れ過ぎてると、そんな事を漠然と思っちゃうことってあるなって思う。
ナカハラくんはもうそれが限界になっちゃって、好きなんだけどそばにいることを自分からやめたんだね。写真の個展に葉子さんが不意に来てくれた時のナカハラくんの表情、ちょっと恥ずかしそうで、でも本当に嬉しそうだった。
テルコは最後に今までで1番の強がりと勇気を出したと思う。ナカハラくんとは反対で、マモちゃんは好きな人がいるけど、それでも側にいたい、会えなくなるのはムリって、自分の気持ちを封印したのね。
でもさ、テルコのとこにきっと、マモちゃんが落ち着くことはないんだ、大好きな人にやらせてとは絶対言えないから。
だから、テルコも新しい道歩き出した方がいいんじゃないかなと思った。でもさ、自分が発した言葉や言動で、誰かの心が少しでも変化するってことってやっぱり嬉しいよね。
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