「全然いけてないのに、好き」愛がなんだ moekoさんの映画レビュー(感想・評価)
全然いけてないのに、好き
クリックして本文を読む
好きになってしまったら最後で、
世間的に見てかっこよくなくても、クズでも、自分のこと好きになってくれなくても、
好きになってしまったら仕方ないんだと改めて思わされました。
どこが好きなの、と聞かれても、彼だから好きとしか言いようがない感じ。
自分をどんなに削ってでも隣にいられればいいやというのは、逆に究極の純愛なんじゃないかとさえ思えます。
結論から言えば、好きという感情に理由なんてなく、手に入らないからこそ執着してしまったり、想い人になりたいという感情にまで発展するのでしょう。
絶対に叶わない恋、自己犠牲的な恋をしている人には刺さると思います。
元々、角田光代の原作小説を元々愛読しています。
だからこそ無言のシーンで、誰が何を考えているかわかるのですが、俳優陣の皆さんの演技がとにかく素晴らしい。
岸井さんの出演された作品は好んで見ていますが、終盤にマモちゃんに別れを切り出されるシーンのテルコは本当に素敵でした。
そのときテルコが何を考えていたのか、ぜひ小説を手に取り知って欲しいです。
小説にはないオリジナルストーリーも入っていたので、内容を知っていても新鮮味があり面白かったです。
コメントする