「【女の一念、岩をも通すか? 成年男女の心の機微を絶妙に描き出した作品。】」愛がなんだ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【女の一念、岩をも通すか? 成年男女の心の機微を絶妙に描き出した作品。】
ー今作品は、”恋”という言葉を使うのも憚れる、一人の男を想う気持ちを貫く女性テルコの姿を普通の日常を描く中で、見事に表現している。ー
・テルコと田中マモル(彼女から一途に想われる男性)と関わる男女達が交わす会話の秀逸さ。
◆数々の場面設定の見事さ。
・テルコの親友の葉子を想う中原と葉子の母親(筒井真理子さん、先週主演作を観たばかりだったので嬉しい)とテルコの3人で過ごす大晦日の風景と3人の会話(葉子はいない)、そして母親が就寝した後、除夜の鐘が鳴る中のテルコと中原の会話。
・すみれ(マモルが恋するパンキッシュな女性)とテルコと中原とマモルという不思議な組み合わせの4人が湖畔の別荘で過ごす姿や交わす会話。
・中原が、別荘でのやりとりがきっかけで決断した事柄を激しく糾弾するテルコの姿とその後の放心した表情。
・マモルが30歳過ぎてからなりたいと言っていた職業について、淡々と仕事をするテルコの姿・・・。(このシーン、特に良い)
■4月公開でずっと気にはなっていたのだが、何となく見過ごしていた(良くある恋愛ものかなと・・)
が、地元のシネコンでセカンド(サード?)上映してくれたので、鑑賞。
予想を遥かに上回る秀作であった。
<勝手な先入観で作品を選んではいけないなあと反省しつつ、ぎりぎり劇場で観れたぞという満足感に浸りながら帰路についた。>
<2019年8月2日 会社から至近距離のミニシアターにて鑑賞>
大好きな今泉監督の映画は、これが初めて観た映画でした。いい映画ですよねー。原作があるので、監督が脚本を一から書いた映画とはまた一味違っている点も魅力的な映画でした!
映画は一人で。というのは言われてみればわかる気がします。が、大学時代を除いて一人で行った事ないかも。今度からは是非積極的にお一人様をやろうと思いました。私のレビューも読み返せば夫との思い出も多く、レミゼラブルなどは自分で見てて懐かしく思い笑えてしまいました。お暇な時どうぞ😅ありし日の夫の面影を見てやってください♪
私の方にお返事してしまいましたがこちらにも。
文芸書を映像化したものの中では再現性の高い方だな〜と思って視聴しました。
コロナ前にご覧になったんですね。
あの頃と今、本当に世界は一変してしまいました。
あまりベタベタした事はなかったんですが公開されて映画館に行くのは夫とが多かったので映画館に行くって この先あるかなあって思うくらいです。最後に一緒に見たのがターミネーターの最後のやつでした。今後は一人映画に慣れていか