「ファンタスティックハッカーとストックホルムの冒険」蜘蛛の巣を払う女 おかずはるさめさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンタスティックハッカーとストックホルムの冒険
おはなしは、かつてのミラ・ジョヴォヴィッチ主演のアクション大作みたい。それも一本道の展開。
蜘蛛の巣を操るような、電脳(!)システムの占用もかなり極端な描写。ウィザード級のハッカーだって万能じゃない。
でも、この映画はおもしろい。とにかくだれない。何より下品じゃない。
映画は音楽に似て、カット割と編集とによって、グルーヴが生じる。リアリティがあるからおもしろいのではない。おもしろくないから、瑕疵をあげつらいたいのだ。
主演女優は、ホラン千秋のようなルックスで、わたくしの好みです。
原作の雰囲気が欠片も感じられないとお嘆きのあなた。
シリーズだからといって、また原作付きだからといって、監督の構想に掣肘を加えていいわけじゃない。
要はおもしろければいい。この作品は間違いなくおもしろい。
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