劇場公開日 2018年10月6日

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「誰が公民権法を通したと思う!」LBJ ケネディの意志を継いだ男 ku-chanさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0誰が公民権法を通したと思う!

2019年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

萌える

LBJ ケネディの意志を継いだ男 2018年
監督 ロブ ライナー

LBJ の映画をみて、この監督(スタンバイミーの監督)はなぜLBJをJFKの影の存在のようにしたのかと思った。1960年の民主党の党内大統領候補でJFKと争う前には上院多数党院内総務や少数党院内総務をしていて、手腕のある議員だったはずだ。なぜ臆病者で自信がなく怒鳴り散らすガサツな男としての彼に焦点を当てたのか? 公民権法を通した功績をひきたたせるため? 奥さんの言葉は強烈(LBJは自分で人に愛されるかどうか自身がないと思っている。)

歴代の米国大統領のなかで、JFKはかなり人気があるが、私はLBJが一番好きだ。それは、彼の内政政策(外交は最悪でベトナム戦争の拡大)、これが長い間、米国社会で根付いたからだ。1)メディケア/メディケイドという国民高齢者健康保険/低所得者医健康療保険を設定、2)はじめて黒人のサーグットマーシャルを黒最高裁の判事に任命したこと。3)プロフェッショナルの移民にHIBという査証を出したこと。そして、給料は米国籍のプロフェッショナルの国民と同じに設定にしたこと、などなどだが、これらのことは一切、この映画で触れられていず、映画の最後はJFKが射殺された後の初めてのスピーチで終わっている。でも、このスピーチ(スピーチライターはソーレンソン)で、LBJのこのスピーチで議会だけでなく、JFKの熱狂者の人々に新しい大統領の存在感を与えたと思う。。

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