「赤信号でもレッツラゴーや」恋のクレイジーロード KinAさんの映画レビュー(感想・評価)
赤信号でもレッツラゴーや
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私もチューヤンにブチられるなら本望や!!
支離滅裂もいいとこな女装殺人男のあまりの可笑しさに釘付けになった。
宙也にフラれた彼の純粋な涙には衝撃だった。何を泣いとんねん、何だお前エラいキチガイやなあ!
「いけー!チューヤーン!」とスミレが嗾けるシーンが好き。宙也は猟犬か何かか。
最後は、宙也とスミレの二人だけの愛の世界にグッと引き込まれそうになった。引き込まれる前に本編が終わってしまったのだけど。
行きはよいよい、帰りは怖い。あのまま二人どこまでも走っていくのだろうか。赤信号でもレッツラゴーやね。
観終えた後、ふと女装男の存在意義について考えてみた。
散々暴れまわった割には呆気なく宙也に追い出されスピーディーな退場。
その代わりとばかりにバラバラ死体の詰まったスーツケースと運転手にナイフを向けるスミレがいて、女装男っていなくても良かったのでは、むしろ最初から存在して無かったのではと思った。解釈が難しいけど。
メイキングで監督がベタベタに誉めまくっていた田中俊介は、ズバ抜けて上手いとは思えなかったけど確かに惹かれるのは分かる。
それよりやっぱり宇野祥平が素晴らしかった。
ウンコ出て良かったね、と心から思えた。
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