「1人で海を渡るってどんな感じ?」アドリフト 41日間の漂流 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
1人で海を渡るってどんな感じ?
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映画「アドリフト 41日間の漂流」
(バルタザール・コルマウクル監督)から。
実話の映画化ではあるが、何かドラマ的な展開を期待した。
アクシデント、ハプニング、トラブル・・なんでもいい、
観ている私たちが想像できないようなことが起きるのかと。
しかし期待は裏切られ、淡々と物語は進み、終わった。
邦題で「41日間の漂流」だとわかってしまうし、
「漂流2日目」の字幕を目にするまで、37分かかり、
あとは省略かな、と思えるような流れで、夢中になれなかった。
冒頭で、こんな主人公の2人の会話がある。
「1人で海を渡るってどんな感じ?」
「惨めだ、冷えるし、ひどいものさ」
「そんな・・本当に?」
「日焼け、不眠、船酔いのどれかに苦しめられる。大抵3つ同時だな。
空腹だし、体も濡れっぱなしだし、数日で幻を見始める」
「見ても楽しくないやつ?」「全然ね」
この会話をメモしてしまったので、流れが読めてしまった。
感動的な話なのだろうが、ドキュメントではないのだから、
もう少し、何か工夫が欲しかったなぁ。
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