劇場公開日 2019年10月11日

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「【近未来をペシミスティックな視点で描き出すダークテイストなSFアクション 】」アップグレード NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【近未来をペシミスティックな視点で描き出すダークテイストなSFアクション 】

2019年11月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

 AIの力を借りての復讐譚かと思いきや、遥かにダークな近未来SF 映画であった。

 ジェイソン・ブラム製作だから、二つ三つの捻りは予想したが・・。

 物語の完成度は高い。

 が、本能的に自動運転等を含めた全AI化する姿勢は好みではなく、人間の叡智を信じたい性質なので、コルテス刑事(おお、貴女はゲットアウトの笑いながら涙流すメイドではないか)を応援していたのだが・・。

 アシャの死もグレイの下半身不随も全てがAI が仕組んだ事が明らかになった際の人々の空虚な表情が印象的な作品

 〈AIチップの”STEM”の声が低いトーンに変容する場面の恐ろしさは、実未来でも決して有り得ない事ではないのである。〉

NOBU