「【財務力のない家庭だったら、ストーリーは変わっていた筈。だが、ティモシー・シャラメの魅力は健在である作品。】」ビューティフル・ボーイ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【財務力のない家庭だったら、ストーリーは変わっていた筈。だが、ティモシー・シャラメの魅力は健在である作品。】
🔳この文章は、私がこの映画サイトを映画鑑賞記録用に使用していた頃のモノである。味も素っ気もない文章で、申し訳ない。だが、今作品には思い入れがあるので、敢えて投稿する。
ー この実話をベースにした映画では、父親(スティーブ・カレル)が著名な音楽ライターであり映像を観る限り、かなり財務力があり、元妻も同様に描かれていた。
しかしあそこまでお金のある親がどれだけいるのだろうか?
映画であるので、そこは綺麗に纏められているが実際には多くの同様のケースではこのような収束には向かわないのではないか?
この映画の製作者達は、現実への問題提起をしたと思いたい。ー
◆感想
・イロイロ書いたが、親を子を想う気持ちには、裕福は関係はないと思う。
富が有れど、子を愛さない親。一方、貧しくても子を愛する親。
- 今にして思えば何となく、「万引き家族」を思い出すが、今作でのティモシー・シャラメ演じる少年の親は、不器用ながらも確かに彼を愛していた。父親と母親の愛し方が違って点を除けば・・。-
・父親の煩悶をスティーブ・カレルが、流石の演技で見せてくれる。
・そして、ティモシー・シャラメも、今までにない役柄を熱演する様は流石であった。
矢張り、若手俳優のトップの一人であることには違いないと思った作品である。
<2019年4月12日 ユナイテッドシネマ岡崎にて鑑賞。>