劇場公開日 2018年11月9日

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「全編ほぼ会話。戦闘シーンなし」GODZILLA 星を喰う者 サブレさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5全編ほぼ会話。戦闘シーンなし

2018年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

題の通り、全編通してほとんどが会話でなりたっている。しかもその会話が悉く本編に強く関わりを持つものだったので、全力で強烈な肩透かしを食らわせてきたように思えた。映画、しかもアニメなら映像ではったりを利かせてほしいところ。
最初からとにかく、「これから起こること・起こすこと」の前振りを丁寧丁寧に行い続けていた。ギドラとは何か、エクシズが何を考えているのか。ずっと会話で説明。2001年宇宙の旅を見習え…とまでは言わないが、もうちょっと何かあったろうにと思う。

その会話は解説に名を変えて、ギドラが出てきたのちも続く。まあ、ギドラの異常性を魅せるのにはとてもよかったが、ちょっとくどすぎる。何よりファン待望のゴジラvsギドラまでもが解説で成り立っているのにはひどく落胆した。ギドラがかみついて、ゴジラがほんのちょっと暴れる。その様をマーティン博士が科学的に実況・解説する。プロレスかと思った。
しかも、そのプロレスの終わりもやけにあっけない。映画の前半であれだけ煽っておいてそれかよ!と突っ込みを入れずにはいられない。ゴジラvsキングコングの方がよっぽど怪獣バトルとして面白かった。こっちは本物のプロレスなのだが。

しかし、戦闘がしょぼかったとはいえ、ギドラの解釈は中々良い。目的の見えなかったメトフィエスが本性を現したのもよい。その辺で加点して、星1.5!

サブレ