「ライアン・ゴズリング似の主人公。しかし、髭を剃った後は全然似てなかった。」リビング・デッド サバイバー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ライアン・ゴズリング似の主人公。しかし、髭を剃った後は全然似てなかった。
元カノの部屋に預けてあったのはカセットテープ。音楽だけではなく、家族の会話など人の声をコレクションしたものだった。そんな宝物を見つけた至福の時も束の間、目覚めるとゾンビだらけの世界に変貌を遂げていた。マンションの一室を根城として閉じ込めた一人のゾンビ・アルフレッドとともに孤独の時間を過ごす。かき集めた缶詰などの非常食は十分だったが、孤独に耐え切れず、静寂を破りドラムを叩いたりして音を作り出すサム。しかし、大きな音にゾンビはマンションの外に集まってくる・・・
ゾンビ作品の中にあって特徴的なのは、全く移動しないこと。ゾンビの大群を恐れて外には出られないのだ。猫は感染してないものの、サムには近寄って来ない。数週間が過ぎて、突如現れた女性サラ。しかし、誤って散弾銃を放ってしまうサム。瀕死のサラを救い、マンションの屋根伝いで一人旅している話を聞くが、移動しないことを選ぶサムだった。
孤独との戦いといったテーマで抒情的に描かれている、一風変わったゾンビ映画。危険な旅をする価値はあるのか?と、サラの行動に心打たれたサムの心情が面白い。人は一人では生きていけないものだから・・・
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