「あの日に帰りたい」ボヘミアン・ラプソディ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
あの日に帰りたい
中学生の頃、私はクィーンにどっぷりハマっていた。
友達はブライアンのファンで、私はフレディ。
なんで出っ歯のフレディが良いの?
そういつも言われていた。
私が自分のお小遣いで初めてかったレコードが「オペラ座の夜」だった。
針が擦り切れるほど、聴いていた。YouTubeなんてない時代だから、
声と写真にうっとりして夢想していた。
そして40年振りに私の中に火を付けたクィーン旋風。
待ってましたとばかりに公開初日に鑑賞。
冒頭の「SOMEBODY TO LOVE」で泣きそうになった。
メンバー全員がそっくりなのにびっくり。
(でも、フレディの反っ歯は強調しすぎじゃないの?)
知らなかったフレディの真実の物語。メアリーさんとの愛と友情。
自分がバイセクシャルであることに気づき驚きと苦悩の日々。
それでもメアリーへの愛は変わらなかったこと。
そして何より素晴らしいのはフレディ、ブライアン、ロジャー、ジョンの4人の絆。
孤独だったフレディに最後まで寄り添ってくれたというジム・ハットンの存在
そしてライブエイドの映像は、もう、これぞクィーン。
歌い方、歩き方、演奏の仕方、
完全コピー‼️
そして圧巻の歌声。
フレディ本人の歌声も使用して撮影されたそうだ。
もう感動の嵐とはこのこと。
素晴らしい。
1991年11月24日、エイズによる肺炎でこの世を去ったフレディ。
その類い稀な才能を失ったのは世界の音楽界に、大きな損失だが、
でも彼は完全燃焼してこの世を去ったに違いない。
最後は決して孤独ではなかったと
信じたい。
フレディそしてクィーン、ありがとう。
この映画が話題になっていると知らず、「クィーンか。懐かしいなあ」という気持ちで見に行ったらお客さんが多いのにビックリしました。
最初にフレディ・マーキュリー役の人を見て、これギャグの映画?と疑ってしまいました。