「期待したほどではない」ボヘミアン・ラプソディ shionさんの映画レビュー(感想・評価)
期待したほどではない
フレディ・マーキュリーの伝記映画。
つまらなくはなかったが、世間で高評価だったので期待したほどではなかった。
1曲丸ごと使われてる場面はあまりなかったので音楽映画っぽい感じではないし、作曲の苦労を描いたり、メンバー間の友情中心の青春映画っぽい感じでもないし、恋愛中心の恋愛映画っぽい訳でももない。
何かに焦点を当てている訳ではない。
全体的に表現が抽象的で入り込みにくい。
作曲してる様子をもっと細かく描いて、曲は丸ごと1曲使って、恋愛ももっとリアリティのある感じにして欲しかった。
作曲もポンポン曲が出来上がっていって魂を込めて作曲してる感じが伝わってこない。
メンバー間では急に喧嘩が勃発。もっと徐々に拗れていく様子や、すれ違いがあったのでは?
恋愛をハッキリ描いているのは、メアリーだけ。やっぱり男性同士の恋愛は描きにくいのか?
病んでる時(薬中?)のこともHIVの病気の様子もあまりハッキリ描かれていない。
ライブエイドで終わったので晩年の様子やハットンとの恋愛も描かれなかった。
そう、リアリティがない。中途半端。綺麗に描こうとし過ぎている。亡くなっているので仕方ないかもしれないが、、、
それなら、何か一つに焦点を当てた方が良かったのでは?