「信用できない改変もの」ボヘミアン・ラプソディ ニックさんの映画レビュー(感想・評価)
信用できない改変もの
QUEENは、ピンボールマシーンとメッツのCMで知り、手元には日本語和訳の「女王様」とSONGS for JAPANの「Teo torriatte」しかない者の感想です。
ボヘミアンラプソディができるあたりまでは楽しめたし、まだクィーンがメインの映画と思ってましたしね。
ポールが出て来てから。。。
実際にいいところ全く無しの人物像で良かったのかな。その辺は検証する気にもならないですけど。
鑑賞後に色々わかって、この映画が信用できなくなりました。
歴史改変ものというか伝記改変ものですね。
映画化の化の部分がひどすぎる。
僕はファンでも無いくせにクイーンの情報は割りとあった(他のバンドのファンだったので音楽雑誌を買っていた)のでbassmanさんとニックさんの間みたいな者です。
フレディ死んじゃってるのにも関わらずいくらフィクションといってもやり過ぎ、しかもそのくせ「真実の物語」って、、、
この映画の罪って一部のファンを悲しませた事と、ミーハーを煽って流行″らせ″て嘘を真実として広めた事ですね。
bassman様、コメントありがとうございます。
こちらのサイトで、bassman様他の方のコメントで多くを知ることができました。
Wikipediaにもありますブライアン・メイの「いくつかのを出来事が起きた時期をずらすことを許可している」は 商業的にという理由からだと思え、タイトル曲リリースエピソードとの皮肉を感じました。
しかし製作側も言い訳することが出来ます。
「ボヘミアン・ラプソディはドキュメンタリーではない。よって事実と違っても不当ではない。フィクションを鵜呑みにする観客に責任がある。」
ここで2つ目の問題点を挙げます。誤解を招くCMについて。
フィクションを完全な史実だと認識するのは確かに不適切ですが…
なんと、この作品は宣伝で「フレディマーキュリーの真実の物語」と謳ってしまっているのです!!!
史実を下敷にした創作映画のはずが、これでは正確な伝記映画だと誤解される方がいらっしゃっても仕方無いのです。
そんなCMにも関わらず、ニックさんは自ずと疑問をお持ちになって凄いと思いました!
とても冷静なご意見ですね^^
『ボヘミアン・ラプソディ』は大きな問題点を2つ孕んでいます。
1つ目。死人に鞭打つ内容。
自分はポールの知人では無いので(笑)本当のところは分かりませんが、あそこまで悪く描かれていると「製作側の主観も入っているのでは?」と思ってしまいました^^;
またフレディは作中のように不謹慎だったのか?週刊紙が騒いでいたことなので信憑性のほどは…。映画に出てくるフレディの行動は低俗なタブロイド紙での報道そのもので、ちょっと腰を抜かしました^^;(イギリスのタブロイド紙は「話題のためならでっち上げまくる」で悪名高いのです)ベーシストのジョンも「マスコミがフレディについての作り話を流しまくって困る」と語っておりましたし…。