「フレディが一番似てない」ボヘミアン・ラプソディ ひろさんの映画レビュー(感想・評価)
フレディが一番似てない
フレディが一番メンバーの中で似てない、最初からプリンスかミックジャガー役の方があってるんではと思ってからどうしようもなかった。フレディはあんなに目がギョロっとして目が血走った感じで歌ってないし、目を閉じて歌う方が多いかなと思う。無名でいいから俳優探せばもっと似ている人いそう。あとライブエイドのシーンも観客がCGで作られているので観客が埋まったスタジアム全体と実写で撮影した数百人程度が映る両極端なので、オリジナルのライブの熱気や群衆がうねるカオス感が伝わってこなく見比べると本物でない感があり迫力に欠く感じがした。またライブ中、病気を告白したフレディの雄叫びに他のメンバーが顔見合わせてあいづち打つような演出があるが、実際はそのころ発病もしてないのでオリジナルライブではメンバーもそんな感じでもなく淡々と演奏してたしフレディも意気揚々と歌っていたと思う。あと気になるのが終盤の新しくできたフレディの男恋人ってメンバーや家族と同じくらいこの映画にそんなに重要なの?死期を悟ったフレディがマイノリティを貫く姿勢を演出してたのかもしれないけども、ライブ中にその彼がドアップになったり初対面の元嫁と仲良く見てたりなんか変な感じだった。どうせならもっと父親の教えに従い善行のためアフリカ救済のライブエイドに参加するんだっていう演出を強く出した方が個人的には良かったけど、新恋人の印象の方が妙に強すぎた。実際のフレディはどのような気持ちでこのライブエイドに臨んだのか逆に気になる。それ以外にこれ事実なの?って思う演出が多かったけどまあ映画だから良いか。
追加します。僕は実際にライブエイドをテレビ中継で生で見ましたが、フレディから感じるオーラは映画の感傷的な小細工さなどなく、ただ、音楽を楽しむ、そんな感じでした。だからとても残念です。物真似ショーみたいで。(全く似ていませんが、、)他のメンバーは素晴らしく似ている(特にブライアンは!!!)なのに、、