「ポストビートルズはクイーンだったのかも」ボヘミアン・ラプソディ akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
ポストビートルズはクイーンだったのかも
ペルシャ系インド人の両親を持つファルーク バルサラという歌の上手い少年が、クイーンのリードボーカルとしてデビューするまでが前半。ザンジバル島のストーンタウンに生まれ、インドで育ったことが、多分かなり重要なことなのだと思う。
フレディ マーキュリーという名前に改名し類稀なるパフォーマンスの才能を開花させ1970年代と80年代にロックのメインストリームで大活躍し、死後も影響を与え続けるようになった後半。
WE ARE THE CHAMPIONS。この曲の素晴らしさがわかるようになった。
45年間の波乱の生涯の最良の部分を若干創作もまじえて映画化している。波乱?負の要素は、当時御法度であったゲイのカミングアウトと、HIV感染と闘病だろう。
しかし、その部分は、あまり詳細には描かれない。
私の好きなI WAS BORN TO LOVE YOUは、死後発表されたもの。映画では登場しない。そんなこともこの映画のあと知った。
この映画を観て、そのあとちょっと調べたりしてあらためてクイーンの偉大さがわかった。ラミ君は、フレディ マーキュリーには、容貌は似ていないが、様々なアプローチで似せることに努力しており、後半はフレディに見えてくる。複雑で壮大なドラマにはなっていないけれども、音楽の天才たちの創作の秘密を垣間見ることはできる。そして生きる勇気をもらえました。