劇場公開日 2018年11月9日

「QUEEN を知らなかった私※ネタバレ一切無し」ボヘミアン・ラプソディ ゆかりさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0QUEEN を知らなかった私※ネタバレ一切無し

2019年1月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

私は、1968年生まれである。
1985年には、17歳であった。
その頃に好きだった音楽は、中学ではビートルズ、高校では吹奏楽を遣ってたのでクラッシク、他、尾崎豊やレッドウォーリアーッズなどのロック等を聴いていた。
その当時、QUEENは見た目やボーカルの風貌で苦手であったし、全くQUEENについての知識や楽曲を知らなかった。

昨日、「ボヘミアンラブソディ」を上記のような私が観に行きました。
(QUEENをプリンスと書いてしまうような私がですw)

席は、真ん中よりも後ろの中央席、ちょっと後ろ過ぎたかなと後悔しながら映画は始まった。。
地元の小さな映画館なので、音響もショボい?っと失敗風味だったw

それでも、フレディ・マーキュリーとメンバー3名の軌跡のようなものは感じ取れたし、ストーリに感動し、楽曲が流れる度に感動の渦に巻き込まれたような感覚になり、観終わった後は、ちょっとした放心状態になった。

世間では、この映画は泣くっと評判のようであったが、映画やドラマなどで殆ど泣かない私は、涙は出なかった。
ただ、鳥肌鳥肌の繰り返しで(笑)

帰りにパンフレットとサウンドトラックを買った。
帰宅してから、それらを読み聴き漁る感じでQUEENを知ろうと必死になった。

動画やネット検索でQUEENを知れば知るほど、もう一度「ボヘミアンラブソディ」を観たくなり、今日は、3列目の中央席と予約し観に行きました。

3列目中央席大正解!
映像が視界範囲の限界丁度であるし、音響も天井と左右のスピーカーのど真中の席だったので、細かい音や左右に移動する音も耳が拾った。

オーププニングのギターソロを誰が弾いてるのかも分かって観ると1回目とは違って良かった。
ストーリー的にも新たな感動があった。
そして、映画の終盤21分間の躍動感と感動の渦を全身で感じた。

映画が終わり、映画館を出て車に戻り、昨日買ったサウンドトラックを聴いた瞬間

涙が頬を伝う程に泣いた。

私は、10代後半に途轍もなく大損をしていると感じたのだ。

QUEENの素晴らしさは楽曲も勿論、フレディ・マーキュリーのパフォーマンスも勿論であるが、バンドと観客が一体となって躍動する、あの1曲1曲がQUEENの魅力なのだ。

もう、フレディ・マーキュリーは居ない。

興味さえ持っていれば、10代で、あの途轍もない躍動感と唯一無二のパフォーマンスをリアルに感じる事が出来たのになぁ。。。。
悔しかった、とてもとても悔しくて残念で泣いたのだな私は。

この映画は、悪評もある。
当時のファンであった人達は、「物まねの道化だ」と1回観ただけで悪態をついている人も居る。
この映画は、フレディ・マーキュリーとQUEENを想いながら、中央より前の席で2回以上見るべきである。それから評価をして頂きたいものだ。
QUEENを知らない人は私のように1回観て、帰ってからQUEENについての知識を胸に2回目を観るのがお勧めである。

ボヘミアンラプソディーは、QUEENのファンであるか無いかなど関係なく、QUEEN を知り、QUEEN を感じ、QUEEN に触れる映画である。

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ゆかり