劇場公開日 2018年11月9日

「雲一つない青空のように歌えたら」ボヘミアン・ラプソディ planetvivianneさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0雲一つない青空のように歌えたら

2018年12月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

興奮

話題になっていたのは知っていたけれど「感動と興奮!」「大ヒット!」「全米が泣いた(最近ネタになってる)」とか言われると絶対見たくなくなる。
ただクイーンの曲が聞きたくなって、何となく映画を見ることにした。

クイーンのことは数曲、フレディのことは少し認識しているだけ。
でも、この映画で語られた彼の生い立ちやバンドのメンバーとのやり取りが興味深かった。

あのコーラスは素晴らしい。
そして、当時は度肝を抜かれたであろう傑出した音楽性。
世代としてはクイーンは結構上なのだが、彼らの音楽性を見て、改めて自分が好きだった多くのHR/HMのバンドがいかにクイーンから影響を受けてきたのかに気付いた。

クイーンがバンドとして成功していく華やかな人生の陰で、自分のセクシャリティに悩むフレディの苦しみとの対比が描かれている。
あれほど成功しても孤独だったフレディが、短い人生の最後は幸せであっただろうか。そうであってほしい。少なくとも猫ちゃんたちはフレディに寄り添っていてくれたはずだ。

私は号泣もしなかったし、再度この映画を見ようとも思わない。
ただ、映画を見て以来ずっとクイーンの曲が頭の中を泳いでいる。
曲をダウンロードしてイヤホンつけて思いっきりクイーンを歌いたい衝動にかられているのは確かです(久々にカラオケ行きたくなった)。

planetvivianne