「映画館でみるべき」ボヘミアン・ラプソディ こばさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館でみるべき
クイーン世代ではないし、有名な曲を数曲知っている程度。でもそんなのは全く関係ない。ラストはコンサートを観ている感覚になり、自然と拍手が出る。
フレディがエイズで亡くなったのは知っていたが、そこまでフューチャーしていないのも、この映画に好感がもてた。
スターというのは表向きにはキラキラと光が当たっていたらその分、裏では深い影に覆われている。音楽が好きで始めたものが、音楽によって人間関係も心も崩れる、でもそれをまた立て直すのも音楽でしかない。
映画を思い出すだけで涙が出てくる。
観たあとはしばらく余韻が残っている。
あとはなんといっても役者。素晴らしい。存在する、存在した伝説である人物を演じるのはどれだけの重圧があっただろうか。世代でない私も、彼らを通じて本人達を感じることができた。
12月15日追記
周りで観た人から批判的な感想を聞いた。
真実は違う。あれは役者が一生懸命真似てるだけ等。
意見はいろいろある。
それは一つの作品を作ったら賛否両論あるのは仕方ない。
それをどうこう言おうとも思わない。
ただ私は今まで映画が1800円って高いよな〜って思っていた自分から、ボヘミアンラプソディを観て
「こんなにも沢山の人間が関わって、スタッフも役者も作品に、命を燃やし沢山のお金をかけて作品を作る。その芸術をこんな身近な場所で1800円で観れるなんて安いじゃないか。」と思った。
そう思えた自分で良かった。