劇場公開日 2018年11月9日

「武者震い」ボヘミアン・ラプソディ fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0武者震い

2018年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

活動開始が1973。フレディ逝去1991。なので正直あまりクイーンの事は知りませんでした。
木村拓哉さんのドラマで、クイーンの曲が使われた2004年。当時の日本企画CDを買ったけど、手元にもうないし。

そんな「ちょっとだけ知っている」クイーン初心者の私でも、十分楽しめる内容でした。
内容的には、リードボーカル・フレディの栄光と苦悩がメインなのですが。
個人的には「クイーン」というバンドの成長物語の印象も強いです。
レコーディング時のコーラス作りや、終盤のライブ・エイドの場面。実に生き生きと再現されている様は、圧巻でした。
バンドは一人では成り立たない。メンバーがいるからこそのクイーン。

フレディのマイクが短い理由や、実はある楽器も使っていた(ネタバレっぽいので省略)のには、びっくり。そうだったのね。

先日「コンサート会場で、観客が歌うのはありか?」とネットで話題になってましたが。アーティスト側の答えを、しっかりフレディが出してました。禿同!。

ま、今回4点にしたのは。最後のライブエイドの会場シーンが、観客側と一体となっている感じが欠けていたような気がします。

観に行った日は平日の朝いちばんで、席の近くに観客が少なめだったのをいいことに。一緒にバスドラムの音を、足踏みしてました。
静かには観れない、ノリノリになれる1作でした。

私よりちょっと年上世代(55歳~)のメンズ、若かったあの頃を脳内プレイできる作品です。お見逃しなく。

そうそう、冒頭の「20世紀フォックス」の音楽が、今作だけあの楽器とは。にくいねえ。

ゆき@おうちの中の人