「観ることができてよかった!」ボヘミアン・ラプソディ シンさんの映画レビュー(感想・評価)
観ることができてよかった!
観てきました映画「ボヘミアンラプソディ」。映画や音楽なんて人に勧められて見聞きするもんじゃないけど…是非これは観て欲しい(笑)。できれば映画館の大音響で。今の世の中に溢れるSNSなどでは得られない人間の力、迫力で心を震わせる事ができるでしょう。…もう上映終わってるのかな。
俺はクイーン好きだったので、この映画に興味はあったけど期待はしてなかった。そっくりさんが演じる自叙伝的な映画なんて笑えるだけだろう、くらいに思ってた。けどその見込みは大きく外れました。知らない監督さんだけど(どうも途中で降板してるらしい)、ここまで違和感なくまとめ上げたのはお見事としか言いようがない。レビューを見てるとクイーンマニアからは賛否両論だけど、俺は激しく感動しました。役者さんも全く知らない人だらけだけど、メンバーの家族や関係者の顔までそっくりで驚いた(^^;しかも演技….というか身のこなしやそぶりまで本人そっくり。ライブの映像も昔の画像を入れてくるかと思ったら全部役者がやってた(と思う)のに違和感なし。小物の配置まで完璧。この映画に携わった人たちの並々ならぬ意欲を感じました。
とにかく、興奮しました。出だしの20FOXの音楽がブライアンのレッドスペシャルの音って演出だけで涙腺崩壊しそうでした(笑)オープニングのライブ会場作りのシーンで一瞬本人が映ってる気がしたのは俺だけ(^^;?
最後のライブエイドのシーンでは、多くのレビューにあるような感涙ではなく、身体中から汗が噴き出ました。なんだろう…クイーンの存在や映画制作にあたった人たちの心意気にあてられたのかな…。
粗探しなんて始めたらキリがない。細かいこと気にするより感じてくれ…そう言ってるような気がしました。ただ、そんなオタッキーな見方をしなくても、クイーンを知らなくても純粋に感動できる名作です。いい映画に出会えて良かった。これも制作者や観客を魅了したクイーンのなせる業か…。観に行かせてくれた嫁さんに感謝(笑)