「友よ」ボヘミアン・ラプソディ たろっぺさんの映画レビュー(感想・評価)
友よ
事実に忠実なだけではなくエンタメとしての嘘を織り交ぜる事は良いが、上から塗しただけで満足しているチープなドラマが目立ち、楽曲の強さも相まってクドく感じた。
外野の感動や興奮を取り上げてばかりのクライマックスよりも、冒頭の突き進む孤独な背中の方が遥かに格好良いのは如何なものかと思う。
学生時代、クイーンの楽曲を全て聴いてはいたが、あまり好きになれなかった。
歌詞、サウンド、そして歌声、どれも直接的過ぎて想像の余地が無い様に思えたのだ。
綺麗事ばかりのブライアンが冷静な常識人の様に描かれている事で、皮肉にも彼の音楽が素直に聴こえた。
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