劇場公開日 2018年11月9日

「全然似てないよー」ボヘミアン・ラプソディ ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5全然似てないよー

2018年11月25日
PCから投稿

興奮

 音楽を聴き始めた時にはクイーンは既にレジェンドで、有名な曲は知っているが特別にファンだったわけではないので、しぐさや立ち居振る舞いがそっくりだというのは私にはわからない。ブライアン・メイとジョン・ディーコンに関しては役者さんであることを忘れて見ていた瞬間が確かにあったが、フレディ・マーキュリーに関しては、終始ラミ・マレックにしか見えなかった。目が決定的に違う。しかしそんな批評は殆どないので、ファンには同じに見えるのだろうか?
 この映画は制作過程において主役俳優がなかなか決まらなかったり、監督が完成まで半月という時期に解雇されたり、ゴタゴタが報じられていた。ラミ・マレックの前はベン・ウィショー、その前はサシャ・バロン・コーエンに依頼していたという。ベン・ウィショーよりはラミ・マレックなのかもしれないが。
 それはさておき、クイーンはヒット曲が多いので、ある種ミュージカル映画としても観ることができる。ストーリーも時系列に進むのでわかりやすい。また他のレジェンド化したアーチストほどドロドロした場面がなく、メンバーは愛すべき人物として描かれている。とにかくラストのライブエイドの20分間は観ている人全員が完全に惹き込まれる。そして数日経った今も、頭の中はクイーンのメドレーがぐるぐる回っているのだった。
 ただ、そんなにクイーンのライブが良いなら、彼らのライブ映像はいくらでも出回っており、本物を見た方が絶対良いじゃんと思ってしまうのも事実だった。

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ミーノ