「ラスト21分からの秀逸な逆算」ボヘミアン・ラプソディ さいてょさんの映画レビュー(感想・評価)
ラスト21分からの秀逸な逆算
映画に出てくるライブの多く(特に邦画)は画面にうつる観客に、現実以上に感動させたり涙を流させたりすることで、パフォーマーの演奏をさも感動するものであるかのように演出しカタルシスを呼ぼうとするが、観ていてめちゃくちゃ冷める。
しかしこの作品においては、ラストのライブの曲の歌詞全てが映画館にいる我々に刺さるように、逆算してそれまでのシーンでフレディの人生を描いている。
結果、画面に映る観客以上に映画を観ている我々が感動してしまうことになる。
是非応援上映ならぬ、熱唱上映をしていただきたい。
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