劇場公開日 2018年11月9日

「史上最高のロックオペラ」ボヘミアン・ラプソディ あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0史上最高のロックオペラ

2018年11月20日
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鑑賞方法:映画館

一時代を築いた有名ロックバンドの伝記映画
一言で言えばそれだけだ
しかしその出来映えはどうだろう
単なる伝記映画を越えて、普遍的価値を持つロックオペラとなっているのだ
あの名作「グレンミラー物語」と変わらない程のエバーグリーンの生命力を持って語り継がれるのは間違いないだろう
他のロックサウンドを扱っているどのような映画にも勝っているからだ

フレディ・マーキュリーがフレディ・マーキュリーになった瞬間を捉えたラストシーンは、鳥肌が立つ感動を誰しも感じるはずだ

クイーンのファンか否か、リアルタイムの世代であろうと無かろうと、そんなことは関係無い
この凄さは映像と音の感動の体験として、本作を観たならば必ずその感動は共有されるだろう

なぜなら、本作はLGBTや移民やと言った現代的な問題の重さを絡ませつつ、孤独な人間の自己実現の物語であったからだ

つまり本作のラストシーンこそは壮大なスケールで自己実現が完結した栄光の瞬間なのだ
それこそは神話上の英雄誕生の瞬間に立ち会った感動であるからだ
永遠の生命力を持つのは当たり前だ

あき240