劇場公開日 2018年11月9日

「クイーンに興味がない人でも楽しめます」ボヘミアン・ラプソディ ガバチョさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0クイーンに興味がない人でも楽しめます

2018年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

興奮

ラストの「ライブエイド」のシーンは、クイーンと観客が一体となってすごい盛り上がりを見せてくれた。これだけでも映画を見る価値があると言えるが、映画の評価はまた別物である。順風満帆な成功ストーリーではつまらない。逆風や葛藤、挫折を経た再生が一番感動を生むパターンである。フレディ・マーキュリーが主人公であるが、彼の出自や容姿、セクシャリティから来るコンプレックスのようなものは、客観的には理解できるが共感しづらい。しかし苦悩の果てに自分にとって一番大切なものを見出していく終盤から「ライブエイド」に突入していく展開には感動させられた。ミュージシャンを最後まで貫いたフレディはカッコよかった。クイーンに興味がなかった人でも十分楽しめる内容になっている。

ガバチョ