劇場公開日 2018年11月9日

「世代ではないけど。」ボヘミアン・ラプソディ ケバブさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5世代ではないけど。

2018年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

「クイーンといえば”ズンズンチャッ!”とフレディのあの独特な風貌で有名な伝説のバンド」という程度の知識しかなく、この機会にと鑑賞しました。そうか、初期のフレディは長髪だったんですね。

噂には聞いていましたが、主役のラミ・マレックの迫真の演技(憑依)には驚かされました。確かにフレディ・マーキュリーという人物は過去に存在し、きっとこのような表情、動作を実際にしていたんだろうなと思わせる説得力を感じました。

輝かしい栄光と称賛の裏側。どんなに他人から羨望のまなざしを向けられても。どんなに大金を得たとしても。満たされず、大半が孤独であったであろう彼が見せる数々の寂しさに支配された表情が印象的でした。

ラストの20分は圧巻でした。まるであの場にいるような幸せな時間でした。歌詞が、メロディがより切なく、より力強く響いていました。観て良かったです。

ケバブ