「映画&ライブ。」ボヘミアン・ラプソディ たかじんろさんの映画レビュー(感想・評価)
映画&ライブ。
これは映画なんだけど、Queenのライブを実体験できる。
出演しているのは、もちろん本物ではないのだけど…
正直、ゲイのくだりは好きじゃなかったかな。
ただ、そこは避けて語れない部分。
Queenは、かろうじてリアルタイムで見てた世代。
当時はたぶん、私も若かったせいかこのゲイっぽさがダメで歌も入ってこなかった。
フレディが亡くなって、テレビや映画とかあちこちでQueenの歌を耳にして、私も歳を重ねたからなのか当時とは違う感じで受け止めていた。
この曲知ってる!…と、この映画であらためてQueenの偉大さを知らされた。
冒頭の20世紀FOXから観客を裏切らない。
そして、バンドエイドのステージに上がるまで。
ここで完全に映画に引き寄せられた。うまい!
私的には現時点で今年一番の映画なんだけど、強いて難を言えばやはりフレディ役の彼。
どっちかっていったら、ミック·ジャガーに似てない??
途中からは、私の知ってるフレディだったけど。
あと、こーいう物語に付き物の、努力して成功したってのがない!!
もう最初の方から、フレディ天才みたいな感じなんだよね。
これじゃ頑張ったっていうカタルシス的なのが後半にかけてわかないよな…
と、思ってたんだけど、なぜかラストのライブシーンに涙が止まらなかった。
なんなんだろ…
という不思議な感動映画でした。
ラストのライブシーンで、フレディの椅子の下からブライアンみたいなカメラ演出、違和感あり。
やはりX-MENの影響??
この映画にそんな小細工は必要ないよね。