「クイーンがクイーンになる瞬間」ボヘミアン・ラプソディ むっしゅさんの映画レビュー(感想・評価)
クイーンがクイーンになる瞬間
高校一年の時、キラークイーンを聴いて洋楽に目覚めた私。ここが入口でした。その後多くの楽曲を折に触れ楽しんではいたけれど、フレディ・マーキュリーやブライアン・メイらの人となりは詳しく知らなかった。今回この映画で絆や苦悩、生き様を知ることとなり感動もひとしお。
はじめの方でキラー・クイーンが流れ感動に浸る余裕もなく、そこから最後まで実に多くの聴き馴染んだ楽曲が流れる。ボヘミアン・ラプソディが掛かるときには涙が溢れてきた。ストーリーもしっかりしている。中だるみもなく最後まで一気に見せてくれる。惹きつける力強さがこの作品にはある。
それだけではない。フレディー・マーキュリーを演じたラミ・マリックの成りきりっぷりがすごい。数ヶ月前この作品のスチールを見たとき、ドキュメント映画だと思っていた。それくらい違和感がなかった。
そして驚愕のライヴエイドのシーン。その圧倒的スケール感。圧倒的パフォーマンス。ここから最後まで爆涙。終映後30分はその場にいて浸る時間がほしいと思うほど。帰宅後にYouTubeで該当シーンを見直したが再現度が半端ない。鳥肌が立つ。映画のクイーンが本物のクイーンになる。間違いなく映画史に残る作品。
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