劇場公開日 2018年11月9日

「“孤独”の描き方」ボヘミアン・ラプソディ いなしゅんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0“孤独”の描き方

2018年11月14日
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鑑賞方法:映画館

20190728 4度目をドルビーシネマにて鑑賞。

この作品には、QUEENの楽曲、本人と見分けのつかないような演者たちの演技など、評価点はたくさんある。
ただ、個人的にこの作品の突出点は
「“孤独”の描き方」の素晴らしさだと感じる。

普通、人気者の失恋や敗北、孤独など、一種の弱みを演じる作品の場合、
観客からすると現実味が無くなったり、あり得ないなと疑念が少しばかり生まれたりするものが多い。

この作品も軸は同じはず。
だが、なぜか疑念といったものは微塵も感じなかった。

孤独=闇を押し退けようとするもできず、もどかしさを感じるフレディの演技。

孤独を表す一つ一つの描写が、驚くほど現実に近く、嫌でも自分と照らしてしまう。

圧巻だ。

ほぶす