「音楽映画の難しさ。」ボヘミアン・ラプソディ bashibaさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽映画の難しさ。
その映画に登場するミュージシャンの音楽が優れていれば優れているだけ、その映画の成功は半ば約束されているようなものです。屁理屈をつけるようですが、この映画を観終わった今、映画そのものが良かったのか、と訊かれたなら、「少し違うな」と答えたい気分です。つまり、「クイーンの音楽が、やはり素晴らしいのだ」というのが正直な気分なのです。極論を云えば、メインはあくまで音楽で、映像、脚本は付け足し、みたいなものです。既成の音楽を使用していたので、ミュージカル映画としても、あまり、評価はできないような気がします。まぁ、そうは云っても、ライブエイドでの「伝説のチャンピオン」の歌唱シーンでは、私自身の涙腺が完全に決壊してしまいましたが・・・。欲を云えば、ジョン・ディーコンが作った「マイ・ベスト・フレンド」が聴きたかったです。
今の医療技術をもってすればフレディ・マーキュリーは現在でも生きながらえたかもしれないのに・・・云ってみても詮のないことは百も承知のことですが。かえすがえすも残念なことです。それにしても実際のフレディ・マーキュリーは意外と下顎が長かったのですね。
合掌。
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