劇場公開日 2018年11月9日

「新しい解釈としてのボヘミアン・ラプソディ」ボヘミアン・ラプソディ metoeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5新しい解釈としてのボヘミアン・ラプソディ

2018年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

正直、あまり期待せずに劇場に。
もちろんオンタイムでクイーンのファンでしたが、、、。
「ボヘミアン・ラプソディ」は、ずっと「父殺し」の意味を持つ楽曲だと解釈していました~後半に行くに従って、浮き彫りになっていくフレディ個人の痛々しいまでの寂寥感が、楽曲の歌詞に折り重なっていく様がエモーショナルに迫って来て、最後の大ステージは涙なくして観ていられませんでした。共に唄いかけ踊り出して来そうになり、観終わった後はそこに居る誰かとハグしたい衝動に駆られました。日本の観客は冷静だったのですが、英国などではどうだったんでしょう。
マイノリティとしての彼の生死と孤独、そして「再生」の物語として、よく出来ていたクレジットでした。また俳優ファンとしては、ディーコン役のジョセフ・マゼロ出演は嬉しかったです。

metoe ruri