劇場公開日 2018年6月30日

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「【”真の軍人になる。”韓国軍需不正を命を懸けて暴いた軍人の姿を描いた実話ベースのサスペンスフルな物語。ラストの爽快感は限りなき作品でもある。】」一級機密 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 【”真の軍人になる。”韓国軍需不正を命を懸けて暴いた軍人の姿を描いた実話ベースのサスペンスフルな物語。ラストの爽快感は限りなき作品でもある。】

2025年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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■軍隊から念願の国防部航空部品課へ異動したパクはある日、エアスター社の独占的取引を見つける。
 その頃、同社の部品欠陥をパクに申告した後輩でもある操縦士・カンが任務中に墜落事故を起こすが、上司のチェ部長(チェ・グィファ)はカンの過失として処理しようとする。パクは疑惑を部長に報告するが、逆に家族ともども様々な圧力をかけられ追い詰められ、マスコミ社会派記者ジョンスク(キム・オクビン)に進退をかけ告発しようとする。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・序盤、パクが栄転しチェ部長に気に入られ、同僚たちも彼を受け入れるが、パクが軍需部品購入不正を暴こうとすると、古株の主任を始め”家族”と言っていた軍部の人間の豹変ぶりが凄い。

・パクは課長の地位を追われ、閑職に飛ばされる。家族には脅迫の電話が掛かり、窮地に追い込まれるが、彼は諦めずにマスコミの力を借りて、エアスター社と軍部の癒着を告発するのである。

<ラストの展開は、大変の爽快であるが、その後のエンドロールで流れる数々の軍需不正により起きていた事故のニュースには戦慄する作品である。
 それにしても、韓国の映画製作陣の政府や軍部の過去の悪事を無きモノにせずに、エンターテインメント作品としても、見応えあるモノに公開する気概には、毎回敬服するのである。
 日本だと、映画になっても、ミニシアター系で掛かる位であるから・・。>

NOBU
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