「深い喪失感から歌を拠り所に再生していく少年少女たちの姿が眩しく愛おしい。彼らの歌声が心に沁みる」小さな恋のうた NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
深い喪失感から歌を拠り所に再生していく少年少女たちの姿が眩しく愛おしい。彼らの歌声が心に沁みる
突然のバンドメンバーの死。しかし、彼の遺した歌が残された者たちを徐々に前向きにさせていく過程が丁寧に描かれている。
沖縄米軍基地問題はニュートラルな視点で捉えているスタンスに好感を持った。(米軍側の家族の会話やエンドロールで流れる沖縄米軍人たちが交通立哨をしている場面をさりげなく挟み込んでいる所など)
この作品は(楽曲の良さがベースになっているのはもちろんだが)観ていて屡々、グッと心に迫る場面が多く常に涙腺が乾くことがなかった。
歌の持つ大きな力を映像化した見事な作品であると思いました。
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