「小さな恋の歌、それは色褪せない時代を超えた名曲」小さな恋のうた konaさんの映画レビュー(感想・評価)
小さな恋の歌、それは色褪せない時代を超えた名曲
バンドのメンバーが死んで、そこからの再起っていうテーマのバンド物語はよくありがち。
けれど、ここまで予想を裏切られる展開の連続は、見るものを飽きさせない。
高校生のバンド、イコール、青春という構図で、年寄りが見ると感情移入できないのではないかという不安も完全に払拭。
沖縄を舞台とした日本が抱える様々な問題を提起しながらも、初々しく希望に満ちた役者たちを前にすれば、様々な価値観をも超越する新たな概念を示してくれる。
そして、何より、随所に演奏される、モンゴル800の数々の楽曲は、改めて時代を超えても色褪せない名曲であることを実感させられる。
見るもの全てが、役者と空気と音楽に圧倒される2時間。
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