「知らぬ存ぜぬは通らぬ」英国総督 最後の家 lynx09bさんの映画レビュー(感想・評価)
知らぬ存ぜぬは通らぬ
インド独立前夜、そしてパキスタン分離の経緯。支配と宗教、圧迫と自由。案外知らない人も多い、この時期のインド。
ガンジーもその一人だし、支配層のイギリスもよく知らない。そんな時代を、イギリス視点で描かれているのだが、描いた監督はパキスタンから亡命したインド人の子孫。だからなのか絶妙な俯瞰具合が心地よくもあり、乾いた悲しさもあり。
そこにシェークスピアよろしく、翻弄される男女の恋模様が、素敵なアクセントで物語を彩ってくれています。最近のチャーチル系(勝手に言ってる)と共に観賞してみるのも宜しいかと存じます。
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